モテるということ
某日 俺は会社の同期とバーにいた。
スタンディングタイプのバーで
メンズが女子に話しかけてナンパが始まるスタイルだ。
なかなかいい女子がいない。
2時間近くいてもう帰ろうかと話していると
後ろに美人4人組が。
さすがに俺ら2人で4人を相手にする自信がなかった。
ムズムズしていると正面から年上のお兄さん2人が話しかけてきた。どうやら、目的は同じらしい。
しかし、とりあえず私はトイレにいった。そこで衝撃をうける。ターゲットの中の2人が我々の悪口を言っていた。
「見過ぎじゃね?」「何回見てんだよほんとキモい」俺に直接ではなかったから、俺ではないし、もしかしたら我々グループのことではないかもしれないがさすがにビビった。
席に戻るとあろうことかお兄さん2人と同期がトイレ組以外のターゲットと話初めていた。
私も合流して話をする。
…
結論から言うと上でdisられまくっていた評価が覆った。
ターゲットはかなり美人で、リアルに高いキャバ嬢か何かかと思ったが全くもって違う。そう、女子大生であった。
どうやら、サークルで出会いつくしたため、他に顔を向けているとかなんとか。まぁそれはいい。
この話の主役は話しかけてきたお兄さんのうちの1人。
この男、超話がうまい。
聞き上手がいいと言うがこの男は話上手であり、聞き上手であった。
細かい点をあげる
・テンショクが俺より高い
・表情が豊か(俳優ばり)
・ジェスチャーがアメリカ人のよう
・反応速度が速い
・食い気味に言うところ(主導権を握らせなあ)と、完全に話を聞くところで分けている
・誰にも当てはまるクエスチョンを出し、現状を悩ませる。そこで否定したり、肯定したり、他のケースを言う。これにより、また話したい、人生相談したい、となる。
お兄さんはITの営業という花形職種にも関わらずその話は一切していない。
基本である共通点を見つけ(今回は会社と大学が近い)、過去の活動、価値観の共有(わかる〜)をする。そして上にも書いた現状否定である。
某ユーチューバーナンパ師もこんな感じで話していたからあながち間違いではない。
社会人となると仕事の話が多いが
女子大生は仕事よりもこのやり方がヒットしますね。
以上、ご報告です。