抽象語を使うなら、具体的事例のイメージがないと
抽象語はいつの時代も「それっぽいこと」として使えてしまう。
野球の指導をするにしても
・もっと頑張らないと
と言うのと
・バットコントロールを良くするために〇〇の練習をこれだけやらないと
という指導ではまるで異なる。
また、自己啓発本なんかも大抵は抽象語を使ってる。抽象語を使い、誰にでも当てはまる言葉を使い、読み手をやる気にはさせるものの、その具体的イメージは読み手側が抱けないと意味がない。なんとなく、それっぽいやる気になるのだ。
少し話が脱線するが、知識の勉強をする際にも、専門知識(具体的な言葉)を勉強せず、抽象語(あり方など)
を勉強し過ぎてしまう人が実は多い(私もその1人だ)。例えば、人間の意識やあり方について勉強するために、「人間とは何か?」という本を読んでしまったり。
建築家になるために建築物の勉強をせずに建築とは何か?という勉強しかしなかったり。
本来は専門知識⇄あり方の行き来をすべきである